専門学校を見学する際に注意してほしいポイント

専門学校 説明会

 

こんにちは。編集長タクです。短い夏休みもまもなく終わり、2学期が始まりますね。専門学校を志望する高3生の皆さんはいつもより少ない夏休み中に気になる学校の最終チェックはできましたか?

夏に入りかなりの数の専門学校が対面によるオープンキャンパス(以下OC)や学校説明会を再開しておりますが、時々「これってどうなの?!」と思う、少し乱暴な勧誘をする専門学校もあるようです。

高校現場で見聞きした話をもとに、専門LABO的に、「これはよくない」と思う専門学校の勧誘方法などを何回かにわけて挙げてみます。

 

OCなどの説明会で強引な勧誘をする学校に注意!

3年になってある専門学校のOCに行ったら相談の名目で別室に連れていかれ、なかなか帰してもらえなかった。という話をしばしば耳にします。

専門学校にとって、せっかく調べてOCにまで足を運んでくれた皆さんはとても貴重な「見込み客」なので「何としても」入学してもらいたい!という思いがあるのです。

このこと自体は間違っていませんし熱心に説明をするのも当然のことです。しかし、熱心すぎて強引と受け取られかねない勧誘をすることには違和感があります。

なんとなく見学に行って別室に連れていかれたら・・

特に注意したいのは、「なんとなく」話を聞きにOCにいって気が付いたら別室に連れていかれるというケースです。(受験生がキチンと聞きたいことがあって相談したら別室で丁寧に対応してくれる。というのは、もちろんOKです)

さて、この別室で募集担当者が以下のようなことを言った場合は「ほかの学校も見て考えます」と答えておく方が無難でしょう。他校をまだ見ていない場合、その場でエントリーなどの手続きはしない方がよいです。では具体的な例を挙げながら書きますね。

 

「いま入学を決めてくれれば学費が割引になる(AOの場合は検討の余地あり)」

確かに学校によって学費割引などの制度は存在します。特にAO入試は早い入試ということもあり「早割」的な特典がある場合も少なくありません。

一方で別にいつ入学を決めても適用される「割引」制度のことをさも、今だけ!みたいにアピールする学校もあったりします。これはありがたがる必要はありません。

AO入試に関しては検討の余地はありますが、もっと大事なのは「教育の中身」です。

割引だけでスーパーの特売セールみたいに大至急、買う(受ける)・買わない(受けない)を決めるべきではありません。まして今年はコロナ禍で情報を集めるのも大変。ちょっと損をするかもしれないけれど、気になる学校を充分に比較する方が遥かに大切です。

専門学校選びで優先すべき順位は、教育の内容>学費の割引(あれば嬉しいくらい)です。ここを間違えないでくださいネ。AO入試に関してはこちらもご覧ください。

「うちの学校は楽しいよ」

=専門学校はプロになるために行く場所なので、本気で取り組んでいる学校であれば大変なことも多いです。「毎日が充実して楽しい(この楽しいはOK!)」ことはあっても、ただ、楽しいということはまずありません。「楽しくて」「誰でもできるから大丈夫!」なレベルの学びで将来に役立つスキルが身に付くのか??担当者にしっかり聞いてみてください。

「他はもう見なくていいからウチに決めちゃいなよ」

=まずこんなことをいう学校はないと思いますが、たまにあるみたいなんですよね。私としてはむしろ、「他の学校もしっかり見てから決めようね」と言ってくれるような真面目な学校を選んで!と声を大にしてお伝えしたいです。

専門学校を比較しないで選ぶのは「学びの質は気にしてません」と同義語です。最低でも3校は比較してから決めてください。*信頼できる専門学校についての記事はこちら

 

しっかり調べず勢いで専門学校を決めるのは危険!

志望動機がフワフワな状態でトークの上手い大人が語る、楽しそうな話を聞いたら「よおっし!この学校に入ろう!」となっちゃう人がいるのも無理からぬことです。(で、実際に入って楽しくてよかったということもあるでしょう。それならいいのですが)

しかし、志望校を勢いで決めるのと、しっかり比較をしてから決めるのでは明らかに後者の方が「良い教育を受けられる学校を選べる」可能性が高いのです。ここが大事なんです。

後悔をしないためにも、まずはこの専門LABOが何度もお願いしている「気になる分野で最低3つの専門学校の比較」をしてみてください。*専門学校の選び方についてはこちらをご覧ください。