信頼できる専門学校の見分け方(オープンキャンパス編)

オープンキャンパス

 

編集長タクです。前の記事で、専門学校のオープンキャンパスをぜひ見に行ってください!とお願いしましたが、追加でもうひとつ。オープンキャンパス見学で真面目な専門学校を見抜くポイントをお話しします。

 

本気で学生を指導する専門学校は、フワッとした受験生に来られても困る!?

何度もお伝えしている話ですが、本気で学生をプロに育てる専門学校は例外なく、しっかりと目標をもった受験生に来てほしいと思っています。何故かというと、「何となく」で入った学生は勉強の大変さについていけず中退しちゃうことが少なくないからなんです。

逆に「優しい」学校は、授業自体がそれほど過密でない場合が多く、ひどい場合はパンフレットに書いてある時間割より授業時間が全然少ないとか、運動会などの校外行事も授業時間数に含んでいるなんてこともあるのです。

学位だけ取りたい学生にとってはこの方が楽で良いでしょうけれど、専門的な技術を学ぶ専門学校でこれはおすすめできません。

オープンキャンパスは受験生にとって、実際の雰囲気や情報を集めに行く貴重な機会ですが、専門学校にとっても「お客様(授業料を払ってくれるみなさん)」にアピールして最終的に入学してもらいたい、という場でもあるんですね。

だからどうしても、受験生にとって優しい・うれしい情報が多くなりがちなんです。「ウチはみんな楽しく学べるから大丈夫!」なんて話も時々聞きますが、プロになろうと思って学べば「大変なこと」もあるということを知っておいてほしいのです。

 

実績ある専門学校ほど、受験生思いのアドバイスをくれる!?

私は今年の2月に、15分野に及ぶそれぞれの分野で名門とされる“本気の”専門学校を取材してきました。そこで聞いたのは、「ウチはみんな楽しく学べるから大丈夫!」というのは、あくまで「同じ目標に向かってがんばる学生同士」で成り立つ話だということです。

やっぱり学ぶことは多いので正直、学生生活は忙しくて大変だそうです。だからこそ、興味を持ってくれる受験生には甘い夢ばかりではなく、プロになるためには覚えなくてはいけないことが多いということを分かってほしい、という声が大半でした。

特に印象的だったのは、オープンキャンパスなどで、目的意識がまだちょっとフワッとした受験生(高3生)には、「同じ分野のよその学校も見ておいで」とか「ウチはやること多くて大変だけど大丈夫?」と優しく伝えるというご担当者が多かったことです。

中には「君のやりたいことは〇〇専門学校さんの方が強いからそちらも見ておいで」と、自校の利益を度外視したアドバイスをする方もいたくらいです。

つまり、人気の学校は自分たちの教育に自信があるから募集に関してドッシリ構えている場合が多いのです。オープンキャンパスなどで相談をした際に、このようなアドバイスをくれた学校は信用してよいと思います。

「優しい」学校で「楽しく」学んでプロレベルのスキルが身につけば最高ですが、やっぱりそうは甘くない気がします。

プロを目指すなら、学ぶべきことはどうしても多くなります。それを「キツイ」と感じるか、「もともと好きなことがどんどん上達して楽しくて仕方がない」と考えるか?だと思います。