今年(2020年)の専門学校はどの分野が人気になるのか?!【前編】

専門学校 人気動向

こんにちは。編集長タクです。コロナ禍の影響もあり、1学期は直接学校見学ができない状況が続きましたが、専門学校志望者はそろそろ志望を深めていかなくてはいけない時期になりました。

今年特有の出来事である、コロナ禍、大学入試改革など、予想外の因子も踏まえつつ、今年の専門学校の分野ごとのポイントと、どの分野に人気が集まりそうかを予測してみたいと思います。

 

大きく人気が上がりそうな、情報・コンピュータ系

コロナ禍のなかで、社会的に非対面、オンラインでのやり取りが劇的に増えました。このインフラを支えているZoomやマイクロソフトなどのオンラインツールと関連性が高い、情報工学に関する学びに人気が集まることが予想されます。大学でも昨年頃から理工系の学部人気が大きく上昇しており、この受験層が流れてくることも考えられます。

在宅勤務、ステイホームの影響でWebやゲーム、また動画制作なども需要が伸びています。これらの分野を目指す人は例年以上に早めの情報収集を心掛けてください。

 

コロナ禍の余波でしばらく苦戦しそうな語学・観光・エンタメ系

一方で、気になるのがコロナ禍で産業そのものが影響を受けている分野です。

語学・観光については、厳しい出入国の管理で留学や旅行に行くことが難しい状況となり、エンタメに関しては「3密対策」でコンサートなどのイベントそのものが開けないなど、突発的な構造不況でいきなり厳しい状況となってしまいました。

ただ、来年入学する学生が社会に出るのは3年後なのでそれまでに状況が改善している可能性もあります。すぐに仕事がなくなる、などと怖がりすぎることはありませんが、先行きが不透明なことも確かですので少し将来のことも考えながら検討することをおすすめします。

 

大学入試が改革元年で波乱含み。専門学校への進路変更が早まる可能性も!

今年は私大入試が入試改革元年ということで混乱が起きそうです。

大きなポイントは、これまでのAO入試(総合型選抜)と推薦入試(学校推薦型選抜)の合格発表が大幅に後ろ倒しとなり、旧AOは11月、旧推薦は12月以降にならないと合否が出ない状況になったことです。つまり、不合格になった場合、一般選抜(これまでの一般入試)までの準備日程がかなり少なくなるのです。

そのため、私は従来であれば2月の一般入試の合否結果のあとから動き出す専門学校への進路変更の流れが年内、12月頃のタイミングから始まるのではないかと予想しています。

大学と学びがシンクロする、建築や情報工学などの理工系、法学(公務員)、語学などの学びに興味がある人は、大学志望層が例年より早く流れてくる可能性について理解しておきましょう。

専門学校 トレンド
2020年専門学校トレンド

予測のお話しはこのくらいにして、後編では専門学校の分野ごとの押さえておきたいポイントをお話しさせていただきます。