専門学校の面接で落ちるパターンとは?

不合格

こんにちは、編集長タクです。秋になり専門学校の募集活動が活発化しています。

専門学校の入試といえば面接。あたり前のように各校で行われていて落ちることはほとんどないように言われていますが、人気校ではしばしば不合格になる人が出ているということをご存じでしょうか?*専門学校の面接についての関連記事はコチラ

年内に定員枠が埋まり、募集が締め切られることがよくある分野はコンピュータ・情報系、建築・デザイン系、一部の理容美容系、医療系(看護)などです。(ほかの分野でも、人気校は年内に募集を締め切ることがあります)

看護はちょっと特別な分野なので今回の記事では、その他の分野の人気校でどういった人が「落ちて」しまうのかを解説していきましょう。

その1 最大の理由は、志望動機が「曖昧(あいまい)」である

 

専門学校の入試で落ちる最大の理由は「志望理由の弱さ・あいまいさ」のようです。

落ちる理由について、複数の学校の募集担当者に取材をしてみたところ、よく出た話は、「志望理由があいまいなまま入学する人は、授業の内容についていけずに中退しちゃうケースが昔から少なくない。」という声。

そのため、面接であまりにも志望理由があいまいと感じられた受験生は、不合格にせざるを得ない場合もあるそうです。

そう。本気で教えてくれる専門学校は、授業や実習でかなり忙しい学生生活になるのでそのことを充分に分かっていない受験生に入学してもらっても困っちゃうんです。

学生本人も覚悟がないと「こんなにハードだとは思わなかった!つらいから辞めます。」となる可能性がありますよね。これはお互いに不幸です。。

あと、高校時代に授業の欠席や遅刻が多い人も、だんだん授業に出なくなって最終的に中退しちゃう危険性が高い傾向にあるそうです。高校生の時から毎日休まず学校に通うクセをつけておきましょう。

 

その2 挨拶、服装の乱れ、などマナー面の問題

 

専門学校に限らず、就職活動でも大学入試の場合でも同じですが、面接ではまず人としての礼儀をわきまえた振る舞いが大切で、これが甘いと大きく減点されてしまいます。

たとえば挨拶。元気よく、早口になりすぎず、相手の目を見てキチンと挨拶ができればそれだけで好印象。つまり、元気がなく、聞き取りにくい小さな声で、相手の目をろくに見ない挨拶ではダメということです。

特に専門学校は客商売(理美容・調理製菓・トリマーなど)に直結する分野が多いので、学生が将来、お客様と円満な関係が築けるように、という意図も込めて真面目な専門学校では挨拶を非常に重視し、厳しく指導する学校が多いです。この点もぜひ理解しておいてほしいです。

次に面接当日に着ていく高校の制服などの着こなし。あまりにルーズな感じではこれも悪印象。。だらしのない人と思われてしまいます。あと面接当日の遅刻もアウトです。

その3 興味ないけど受けた。など、正直すぎる失礼な言動

 

にわかには信じられない話ですが、「興味ないけど受けた」というようなことを本当に言う受験生がたまにだけどいる。と、複数の募集担当者からウラ話として聞きました。よく言えば正直なんですが、面接時に専門学校に対してこれを言ってしまえば失礼と受け取られ、不合格になっても仕方のないことですよね。。

実際に聞いた例としては、友達が受けるからついでに受けてみた。家業が〇〇(自動車整備・美容室・料理屋など様々なパターン)で私は興味ないけど親の指示で受けた。次の例は大学受験でもたまにありますが、家から近いから受けた(これだけが理由では志望理由とはなりません・・)。極めつけは、○○学校に落ちたからオタクを受けた。などなど

これらは確かに当事者の受験生にとってはホンネですから非難するつもりはありません。でも、受験本番で言ってよいことではありません。。

入学後にスイッチを入れてくれる学校もたくさんある。でも志望動機は少しでも具体化しておいてほしい

 

色々と不合格になる要因を厳しく書いてしまいましたが、仮に入学当初まだ動機や意欲がフワフワだとしても、熱心な専門学校では当初、ヤル気のなかったこのような学生と丁寧に向き合い、根気よく指導してくれるところも少なくありません。その結果、半年くらい過ぎたら生き生きと学ぶようになった。という話もたくさん聞いています。

怖いのは逆のパターンです。志望動機がメチャクチャでほぼ中退するだろうな。という受験生でも授業料を取れるので簡単に入学させる学校。

その学校は募集が苦しいか、確信犯で一定数の学生が中退しても、入学時に学費が取れて(返金もしない)利益が出るからOKと考える学校(そんな学校はめったにないと思いますが、ないとも言い切れません)かもしれません。

後者の学校に入ってしまった場合、何も身に付かず100万を超える学費がムダになってしまう恐れがあります。

専門学校は入るのは簡単かもしれませんが、充実した学生生活を送るためにも、志望動機は少しでも具体化しておく。面接で専門学校に失礼となるようなことは言わない。不合格者が出るくらい人気がある専門学校を選ぶ。この3つを意識していただきたいと思います。*専門学校の選び方はコチラをご覧ください。