専門学校を3校は比較したほうがよい理由

比較する

こんにちは。編集長タクです(最近、僕ばかり書いてますね)。高3生にとって、専門学校選びがいよいよ第4コーナーの時期に差し掛かってきましたね。もう志望校を決めている人も多いことでしょう。

今回は、高3生だけではなく、高1・2生にとっても大事な「専門学校を比較することの大切さ」について改めて書いてみようと思います。

世の中は比較することで得をすることが多い!

比較をすること。これって、専門学校だけではなく、大学選びでも、仕事選びでも、モノを買うときでも、すごく大事な考え方なんです。下品な表現になりますが、じっくり比較をすることで結果的に「得をする」ことが多いのです。

たとえば、欲しいなと思う同じ新品の洋服が信頼のおけるネットショップAで3000円、店舗で5000円、メル〇〇で2000円で売っていたとしたら店舗だけ見て選んだ人は損しますよね?(店舗でしか買いたくない、こだわりの人は除く)

ちょっと乱暴なたとえでしたが、手間をかけて見比べたほうが少なくともどっちが安いかの判断材料を得ることはできる(結果、得をする可能性も高い)ということは伝わったかと思います。

コレって、専門学校選びにも言えそうな事ですよね?話がそれたので本題にもどします。

 

自分にとっての「ベスト専門学校」は比較をしなきゃわからない!

 

なんでしつこく、「比較してください」とお願いするかというと、専門学校って学校によって本当に校風・カラーや教育内容が違う(と、私は思う)からなんです。

私は専門学校の取材を始めてまだ2年半の初心者ですが、知れば知るほど「専門学校は大学以上に学校によって教育内容に差があるゾ」と、思えてならないのです。

たとえば、仮に高校の先生や保護者の方から「ウチの子(または生徒)が調理系の学校を目指しているんですけど良い学校ってどこですか?」と聞かれたとします。この「良い」っていうのがクセモノで、何をもって「良い」と言えばよいのか??難しいのです。

(専門LABO的な感覚で)調理系の良い専門学校はモチロン、いくつか知っていますが、それらの学校が相談者にとって「良い学校かどうか」は残念ながら私たちには分かりません。それは本人に調べて・体感してもらうしかないのです。

調理系を例に出したのは、食いしん坊でもある私が1番気合を入れて取材をした経験があり、いくらかは語れる引き出しがあるからです(安易な理由ですいません。でも、深く調べようと思ったら「好き」って大事な原動力なんですよ)。

3校比較をすれば、細かな違いがだいぶ見えてくる

 

話を戻すと、調理系のそれぞれの学校が持つ「学びのこだわりポイント」は微妙に違うように感じます。

たとえば、A学校は「調理の現場に出てから1番大事な力は基礎技術」という考えで、包丁の使い方などの基本的な技術の習得にひたすら時間をかける(高校生には少し退屈かなあと思いつつ、話を聞けば聞くほど、将来役に立つ実習だと確信しましたね)。

B学校は「お店に出てから大事なのは売る力」という考えで経営的なセンスを磨く座学に時間をかける(照明の明暗とか、椅子の高さなどのちょっとした工夫が顧客の心理面・売上的にも影響があるそうで。とても面白い勉強です)

C学校は関連業界の企業とのインターンシップの内容にものすごくこだわる(試験を受けたら入社することが難しい、人気ホテルやレストランでしっかりと実習ができるというのは、貴重な体験行事だと思いました)。などなど。

例にあげた内容はもちろんどの学校でも教える事ですが、「力の入れ具合」に少し差があるわけです。言い換えればそれが各学校の「カラー・こだわり」なんですよね。

ちなみにここで挙げたA・B・Cの学校は専門LABOがこだわる、就職実績、設備環境、授業時間数、教員の質などがしっかり揃った「良い学校」という前提で書いています。

この3校のこだわりの中のどれが当人にとって「ど真ん中・やりたいこと」なのか?できればここの部分を少しでも理解して志望校選びをしてもらえると入学後にミスマッチが起きる可能性が大きく減ると思うのです。

今回は調理分野を例に、学校によって学びのこだわりポイントが違うという話を書きましたが、他の分野の専門学校にもかなりあてはまる話だと思います。

まず「良い専門学校」を探し、その中から「自分に合いそうな学校」を見つけよう!

 

上に挙げたような「良い」学校を選ぶためにまず、「選り分け」が必要です。

家から通えるエリアにある、学びたい分野の専門学校をWEBかパンフレットを取り寄せて調べる。この専門LABOでも書いている、「授業時間数・実習の時間数」、「就職率の良さ」、「設備内容」、「教員の質や実績」をチェックする。

あわせて、WEBサイトに載っている在校生の声や、授業に関連する動画を見る。親切な学校は、Q&A方式で学びの疑問などに応えてくれるコーナーを作っているので、できればそれも見ておく。

この2つを「ザクっと」でいいのでまずやってみてください。色々とチェックしてみて、あなたの感覚で少しでも「お、なんかこの学校良さそうだな」と思える学校があれば、上にあげたABC学校のような「良い学校であることは間違いない」志望校の候補になるでしょう。

それらの学校を実際に「見て」、自分が特に学びたい内容を手厚くやっている学校を選べれば、「よい専門学校」→「あなたにピッタリな専門学校」という選択をしたこととなり、あなたにとってベストな志望校選びとなるでしょう。

手間はかかりますが、ぜひ気になる学校を実際に見て比較してください!