創立100周年に向けて校舎も最新の環境に進化中!
「日本のセメント王」浅野總一郞が創立した浅野工学専門学校が、2029年に100周年を迎える。現在は新校舎建設や実習設備のリニューアルが進行中で、ますます充実した学びの環境が整う。「実学」を重視し、建設業界の大手企業への高い就職実績を誇る同校の学びと100周年に向けたビジョンについて、加藤直樹校長、広報部阿部竜也主任に伺った。
「日本のセメント王」浅野總一郞が設立した混凝土工法講習所がルーツ
1923年9月、関東大震災で南関東エリアが甚大な被害を受けた。このとき巨大な揺れに耐えたのが鉄筋コンクリート造りの建物だった。
「これからは鉄筋コンクリートで人命を守る!」
そう声を上げたのが「日本のセメント王」と呼ばれた浅野總一郞。浅野セメント(現・太平洋セメント)など多くの企業を設立した実業家である。彼の手によって、1925年に設立されたのが、浅野工学専門学校の源流となる混凝土工法講習所。1929年には、同校の母体となる混凝土専修学校が設立され、1976年に現在の校名となった。
創立100周年に向けて校舎を大リニューアル!

浅野工学専門学校は現在、建築工学科(4年制)、建築設計・デザイン科(2年制)の2学科で、建築分野のスペシャリストを養成している。建学の精神は、「勤労・奉仕・勉学」。手を動かす実験・実習やインターンシップを重視した実践的な職業教育に力を入れている。
「2029年に当校は創立100周年を迎えます。その節目に向けて、現在は新棟建設や既存校舎の改修工事を行っています。現場では、学生を巻き込んだ『キャンパスリノベーションプロジェクト(校舎改修計画)』が進行中で、建築DX化や学生主体のキャンパスライフを実現する環境が整備されています」
そう語るのは加藤直樹校長。他の建築系専門学校が実習設備を縮小するなか、浅野工学専門学校は設備投資を続けている。本格的な環境で実習を体験しなければ業界で通用しないというのが加藤校長の持論だ。

加藤 直樹校長
同校の学びの特色は、なんといっても建築分野の幅広い知識・技術を「総合的」に学べる環境だろう。4年制の建築工学科の卒業要件となるのは157単位。一般的な4年制大学の卒業要件124単位と比べるとその充実度がわかる。戸建て住宅から大規模建築まで、さらに設計・デザイン、施工管理まで学べることで、卒業後はどのような職種でも即戦力として働くことができる。卒業時には学士(4年制大学卒)と同等の「高度専門士」を取得できる。また、4年制大学卒と同じ実務条件で一級/二級建築士、1級/2級建築施工管理技士、コンクリート主任技士などの資格取得を目指すこともできる。

一方、2年制の建築設計・デザイン科は、専門科目を中心とした学びを通じて、デザイン技術だけでなく、住宅・住空間について幅広い知識を養成し、卒業後すぐに建設業界で働ける実力をつけられる。卒業後、もっと学びたいという気持ちが芽生えれば、建築工学科への編入も可能だ。
建設業界でのインターンシップに力を入れている点も同校の特色だろう。建築工学科で1か月、建築設計・デザイン科で2週間の必修インターンシップを配置し、現場でのものづくりを体験できる。
「入学当初は、建設現場の仕事を敬遠する学生も多いのですが、授業や実習、インターンシップを通じて建設全般について学ぶことで、『現場に出ないと仕事が成り立たない』ことに気づき、生コン工場や施工現場での就職を目指すようになります。4年制の卒業生の約半数は施工管理の仕事に就きます。いわゆる現場監督の仕事です。業界からの人材ニーズは高く、大手ゼネコンへの就職も夢ではありません。初任給で約30万円、20代で手取り39万円という卒業生の話も耳にします」(加藤校長)
インターンシップでは、本人の希望を聞いた上で、研修先の企業を決める。入念な志望度チェックを経て、約1か月もの長期職業体験ができるのは、浅野工学専門学校が業界と築いてきた長い信頼関係の賜物だろう。ここで現場の仕事内容や雰囲気を掴むことで、就職後のミスマッチを防ぐことができる。業界大手企業に卒業生が就職できる隠れた理由は、このインターンシップにあるのだ。
学生の4人にひとりが奨学金を受けて勉強中
浅野工学専門学校では、2つの奨学金制度で、学生への経済的支援も積極的に行っている。1つは東亜建設工業が資金を拠出する「三羽鶴奨学金」、もうひとつは太平洋セメントが資金を拠出する「清澄奨学金」である。いずれも浅野總一郞を設立者とし、今や業界を支える大企業が次世代の若者を力強く支援している。
例えば、清澄奨学金は、新入生の前期成績上位者に対し、後期学費相当額57万円を奨学金として支給する。さらに、経済的理由で支援が必要な学生を対象にした奨学金、セメント・コンクリート業界への就職意思のある学生を対象に学費の一部を免除する制度なども用意している。事務局広報部の阿部竜也主任はこう語る。
「奨学金の対象者を拡大したところ、2025年度は2つの奨学金を合わせて、53名が対象となりました。全学生の4人にひとりがいずれかの奨学金を受けていることになります。また、本校では校内で高性能のパソコンを1人1台使用することができるので、個人でのパソコン購入は不要です。CADなどを動かす高性能機種は高額なので、こちらも経済的メリットは大きいと思います」

事務局 広報部
阿部 竜也主任
建設業界との太いパイプを活かした充実した就職サポートも同校の大きな強みだ。学校からの紹介による建設業界への正社員就職率は100%。就職先も大成建設、清水建設、大和ハウス工業、太平洋セメントなど業界の超有名企業が名を連ねる。まさに、浅野財閥がつくった実学の専門学校として、優秀な人材を輩出してきた成果が、業界からの強い信頼につながっているのだろう。最後に加藤校長から受験生に向けてメッセージをいただいた。
「ここには4年制大学に負けない学びの環境があります。建設業界の有名企業への就職実績がそれを証明しています。本校のカリキュラムで、建設分野の知識・技術を偏りなく学ぶことで、必ず自分が進むべき道が見つかるでしょう。ぜひ『ものづくりが好き』という人にこの分野を目指してほしい。不器用でも構いません。そこは教員がしっかりサポートします。創立100周年に向けて、最先端の学びの環境を用意して、皆さんをお待ちしています」
建築工学科【高度専門士】(4年制)
建築設計・デザイン科【専門士】(2年制)
本校の学科は「職業実践専門課程」として文部科学大臣から認定されています。
学校法人浅野工学園 浅野工学専門学校
〒221-0012 横浜市神奈川区子安台1-3-1
TEL:045-421-0403
→『進路の広場』で浅野工学専門学校を見る








