テレビ系制作会社の確かな技術が次世代のエンタメを支えていく!
動画配信サービスやSNS動画の普及で、テレビ業界の将来が不安視されるが、実際はテレビ系の制作会社や技術会社のノウハウは幅広いメディアやコンテンツ産業で求められているという。これまでテレビ・ラジオなどのエンターテインメント業界で活躍する人材を多数輩出してきた東放学園専門学校の堀内和人校長に業界の最新動向と同校の学びの特色について伺った。

堀内 和人 校長
コンテンツ制作の仕事はチャンスが激増している!
―テレビをはじめとする放送業界の現状と今後の展望について教えてください。
テレビが中心だった時代から、現在はNetflixやAmazonPrimeなどの動画配信サービス、さらにはSNS動画など、さまざまなメディアでコンテンツを楽しめる時代へと変化しました。このような状況から、テレビの将来を不安視する声を耳にすることもあります。
しかし、実際には、動画配信コンテンツの制作現場には、テレビ系の制作会社や技術会社のスタッフが数多く関わっています。メディアがテレビ以外にも広がったことで、制作の現場そのものが増え、スタッフが活躍できるフィールドも広がりました。コンテンツ制作の仕事は、むしろチャンスが増えているのです。
―東放学園専門学校の学びの特徴について教えてください。
映像メディア科、映像技術科、照明クリエイティブ科、美術制作科、音声メディア科という5つの学科で各分野のエキスパートを育成しています。
映像メディア科では、ディレクターやプロデューサーといった制作の中心的な役割を担う人材を育成しています。コンテンツの構成や演出を学びながら、情報バラエティやドラマ、音楽番組などさまざまなジャンルの制作を経験します。
映像技術科は、カメラマンや映像エディター、ビデオエンジニアなど、映像技術分野のスタッフを育成する学科です。テレビや配信コンテンツだけでなく、コンサートやスポーツイベントなど、多様な現場で活躍できる技術力を身につけることができます。
照明クリエイティブ科は、日本でも珍しい照明専門の学科です。ライブや舞台、テレビ制作など、さまざまな分野で活躍できる照明スタッフを育てています。
音声メディア科では、ラジオ、ポッドキャスト、テレビ番組、アニメ音響など、「音」に関わる仕事を目指す人材を育てています。
美術制作科では、ドラマや舞台などで使われるセットや小道具、衣装などを制作するスタッフを育成しています。
これら5つの学科が連携して行うのが、2年次の「番組制作演習」と「ドラマ制作」です。音楽番組や情報バラエティ番組、ドラマを実際に制作する実習で、各学科がそれぞれの役割を担いながらチームで作品をつくり上げます。実際の制作現場と同じように、構成や演出、撮影、照明、音声、美術など、多くの要素が組み合わさってひとつの番組が完成します。学生はその過程を経験することで、専門技術だけでなく、職種間の理解やチームワークの重要性を学ぶことができます。
―TBSグループをルーツに持つ専門学校としての特色はありますか?
TBSが設立した教育機関を前身としてスタートした本校では、TBSグループゼミや緑山スタジオ見学などを通じて、学生の視野を広げる取り組みを行っています。これらはTBSグループの協力を得ながら実施されており、学生にとっては実際の制作現場に近い環境を知る貴重な機会になっています。また、TBSグループ内で数えきれないほどの卒業生が活躍しています。
もちろん、就職先はTBSだけに限られません。私自身も以前、テレビ朝日のグループ会社で働いていました。NHKや日本テレビの有名番組で活躍している卒業生も数多くいます。本校で学ぶコンテンツ制作のカリキュラムは、テレビ局の枠を超えた広いフィールドで活躍できる内容になっています。
年間延べ100名の学生がテレビ局のアルバイトを経験
―在校中に現場経験を積める機会があれば、具体的に教えてください。
本校では、学生時代から実際の制作現場に参加できる機会が豊富にあります。例えば、テレビ朝日『報道ステーション』やTBS『Nスタ』などの番組では、カメラアシスタントのアルバイトとして、年間で延べ100名ほどの学生が参加しています。さらに、番組制作スタッフのアルバイト、音楽番組、コンサートライブ、イベント、SNS 動画などの制作現場を含めると、年間で延べ200名以上の学生が現場経験を積んでいます。
―放送業界向けの就職支援や実習で使う機材環境について教えてください。
本校では、入学後すぐに「就職講座」という授業が始まります。企業研究や自己分析、エントリーシートの書き方、面接対策などを実践的に学びながら、学生が自分の進路を具体的に考えられるようサポートしています。さらに、企業の採用担当者を招いた説明会、ビジネスマナーの実習、就職活動に役立つヘアスタイルやメイク講座など、多方面から就職活動を支援しています。
2025年3月の卒業生の進路決定率は96.2%。学科によっては、クラス全員が就職を決めて卒業しています。本校のスタジオや機材設備は、テレビ局関係者が見学すると驚かれるほど充実しています。こうした実習環境を駆使して、多くの卒業生が業界で活躍しています。それは学生自身の努力と、本校のカリキュラムや実習環境が組み合わさった結果だと考えています。
―放送業界に興味のある高校生や保護者へのメッセージを。
エンターテインメントの仕事とは、「人を魅せる」「人に魅せる」仕事です。そこには、人が何を見たいのかを想像する力、人にどのように見せるかという表現力、そしてゼロから何かを生み出す創造力が必要になります。「人々を楽しませたい」という強い気持ちがあれば、これらの力は入学後に十分に伸ばしていくことができます。エンターテインメント業界の可能性と自分自身の可能性を信じて、ぜひ夢に挑戦してほしいと思います。
映像メディア科(旧:放送芸術科)※
映像技術科(旧:放送技術科)※
照明クリエイティブ科/美術制作科
音声メディア科(旧:放送音響科)※
(すべて2年制)
※2027年4月学科名変更(申請中)学校法人 東放学園 東放学園専門学校
〒168-0063 東京都杉並区和泉2-4-1
TEL:0120-343-261
→『進路の広場』で東放学園専門学校を見る








